後縦靭帯骨化症の訪問鍼灸・マッサージ/宝塚市訪問専門『おかだ鍼灸整骨院』

2018年08月28日

後縦靭帯骨化症について

後縦靭帯骨化症とは

同じような形をした椎骨(ついこつ)が重なり人体を支える働きをしているのが背骨や脊椎と呼ばれる部位で、非常に細かい電線のような神経を全身に張り巡らせるのに電気配管のような役割も持っています。

一般的に脊椎と呼ばれるこの部位は5種類の靭帯で保護され機能しています。後縦靭帯も脊椎を保護する靭帯の1つで、脊椎の中を縦に走り脊椎の内部から脊椎を保護しています。後縦靭帯骨化症は文字通り後縦靭帯が骨になり肥大化することで、脊椎内部を走る神経を圧迫し手足や体幹に痺れや痛みが現れ運動障害などを引き起こす病気です。

後縦靭帯骨化症の発症原因は解明されていない難病で、厚生労働省の定める特定疾患に認定されていて、残念ながら現在の医療では完治させる治療法は確立されていません。50代前後での発症例が多く男性の発症率は女性の約2倍と言われています。

後縦靭帯骨化症は、脊椎のどの場所で後縦靭帯が骨化しているかで症状が現れる部位が異なり、これにより頸椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰椎後縦靭帯骨化症の3つに大別されます。同じ後縦靭帯骨化症であってもタイプによって症状が異なりますので、タイプ別の後縦靭帯骨化症の症状を次に詳しく紹介します。

後縦靭帯骨化症の症状と注意する点

後縦靭帯骨化症は症状が現れる部位によって頸椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰椎後縦靭帯骨化症の3つに大別されます。各タイプ別の症状は次のとおりです。

・頸椎後縦靭帯骨化症
後縦靭帯骨化症の中でも最も発症例が多いタイプで、男性の発症率が高いと言われています。手足の痺れを感じることから始まり骨化した後縦靭帯の肥大化と共に、ペンや箸の使用やボタンの掛け外しが難しくなるなどの症状が現れます。さらに進行すると排尿障害や歩行障害を引き起こすケースも確認されています。

・胸椎後縦靭帯骨化症
女性の発症率が高いと言われている後縦靭帯骨化症で、脚の脱力感や痺れなどの症状から始まり骨化した後縦靭帯の肥大化と共に、排尿障害や歩行障害を引き起こすケースが見られます。また他の靭帯骨化を併発するケースも少なくないことから、上半身を含む運動機能に影響を及ぼすケースが見られます。

・腰椎後縦靭帯骨化症
脚の脱力感や痺れなどの症状が見られます。骨化した後縦靭帯に外的衝撃を受けることが急激な症状悪化に繋がるケースも見られます。

いずれのタイプにしろ手足に痺れが見られる共通点があることから、手足に違和感を感じた時は医師の診察を受けるべきだと言えます。

後縦靭帯骨化症のリハビリ

後縦靭帯骨化症の治療法にはけん引装置や固定装具の使用で行われる保存療法と、骨化した後縦靭帯を摘出する方法や脊椎の中にスペーサーを埋め込み脊柱管を広げるなどの手術療法が存在しますが、双方とも術後の後縦靭帯の骨化を食い止めることはできないために対症療法であると言えます。

決定的な治療法が確立されていない後縦靭帯骨化症は保存療法、手術療法を問わずリハビリが非常に重要だと考えられています。後縦靭帯骨化症にとって頭を仰け反る姿勢は禁忌だと考えられているため、保存療法を目的とするリハビリでは首の可動範囲を制限する頸椎カラーの装着などの生活指導が行われます。

しかし長時間頸椎カラーを装着すると首や肩にコリが発生するため、温熱療法やリラクゼーションを取り入れながらリハビリを行います。また運動機能の低下や感覚障害が認められるケースでは、筋力トレーニングを取り入れることで筋力や体力の向上と感覚の復帰を促します。

手術療法の術後は寝たきりになることの防止と、ADL(日常生活動作)の再獲得を目的に行われます。脊椎の手術を行うことで安静治療の期間が長期化しがちとなるため、多くの場合後縦靭帯骨化症の手術後は全身の筋肉や関節の硬化と共に筋力・体力の低下が認められます。

ゴムまりを握ることで握力の回復を行う運動や、両手で頭部に前後左右に力を加え首周りの筋力で頭が倒れないように止める運動などで静かに筋力の向上を望むリハビリや、マシーンを使用した運動で筋力・体力の回復を促すリハビリプログラムが一般的です。

後縦靭帯骨化症の鍼灸マッサージ

感覚が鈍化する後縦靭帯骨化症には、鍼灸院で行われる鍼灸治療が効果的だと考えられています。脊椎の内部で骨化した後縦靭帯に対する手術療法の治療はもちろん医療機関で行われますが、鍼灸院で施術される鍼灸療法やマッサージは保存療法や術後のリハビリには非常に有効です。

後縦靭帯骨化症では骨化した後縦靭帯骨によって神経が圧迫され麻痺や感覚の鈍化が、見られますが鍼灸治療では感覚が鈍化した部位の神経に直接刺激を与えることで高い確率で機能回復が望めます。

また鍼灸院で施術されるマッサージは、手術療法後の安静治療で硬化した筋肉や関節をほぐしリハビリを行う際の痛みを軽減することで、効果的に運動機能回復を行うサポート効果が高いと考えらられています。

手足に痺れなどの違和感を感じた際には、まず医療機関で医師の診察を受け後縦靭帯骨化症と診断された場合は保存療法、手術療法の適切な治療を選択してください。鍼灸院は保存療法や手術療法後に後縦靭帯骨化症の症状緩和と機能回復のサポートを行います。

おかだ鍼灸整骨院では積極的に後縦靭帯骨化症に対する保存療法や術後の機能回復サポートを目的とした鍼灸治療を行っています。宝塚・川西・伊丹エリアなら後縦靭帯骨化症の保存療法や術後ケアのエキスパートが自宅や施設への訪問治療を提供し鍼灸治療を行います。

おかだ鍼灸整骨院
住所:兵庫県宝塚市売布東の町11-5
電話:0797(20)6756
受付時間:09:00〜12:00(月〜土)、15:00〜22:00(月〜水・金・土)
休診日:木曜日の午後と日曜日
アクセス:阪急宝塚線(売布神社駅下車、徒歩約5分)・阪急宝塚線(中山観音駅下車、徒歩約8分)・JR福知山線(中山駅下車、徒歩約11分)
公式サイト:http://okada-homon.com/

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