大腿骨頚部骨折の訪問鍼灸・マッサージ/宝塚市訪問専門『おかだ鍼灸整骨院』

2018年08月28日

骨折の画像

大腿骨頚部骨折とは


太ももから股関節に繋がる人体で単体で最も長さがある大きな骨が大腿骨です。左右の2本で体重を支えるため体積も大きく頑丈な骨ですが、股関節との繋ぎ目の部分が骨折してしまうケースがあります。

本来頑丈な骨である大腿骨ですが大腿骨頸部と呼ばれる部分は、骨盤に向かって大きく湾曲しているので衝撃を受けた場合にエネルギーが集中してしまいます。若年層で大腿骨頚部骨折を受傷するのは、一般的には事故などで外部から強い衝撃を受けたケースが多いものの、激しい運動で受傷するケースもあります。

骨粗鬆症や加齢で骨の強度が低下している高齢者の場合は、たたらを踏んだ際や軽い転倒など大事に至ることはないと感じる衝撃でも大腿骨頚部骨折を受傷することは珍しくありません。また骨の強度が極端に低い場合は寝返りを打ったり、おむつ替えの介助で足を持ち上げるだけでも受傷するケースも少ないながら確認されています。

大腿骨頚部骨折を受傷すると多くの場合立ち上がることや歩くことができなくなります。転倒した高齢者がその場で動けなくなっている場合は、大腿骨頚部骨折を疑うべきだと言えます。国内での大腿骨頚部骨折の発生件数は年間約10件と言われていて、高齢化社会が進むとともに受傷件数は増加すると考えられています。

大腿骨頚部骨折は大腿骨が曲がり始める股関節の外側で発生する「大腿骨頚部外側骨折」と、骨が細くなる股関節の入口の部分で発生する「大腿骨頚部内側骨折」の2つに分けられます。どちらの場合も手術が必要となり、他の骨折よりも身体機能の低下に大きく影響を及ぼす可能性があるので、股関節の付け根に痛みなどの違和感を感じる場合は医療機関での受診をおすすめします。

大腿骨頚部骨折の症状と注意する点

大腿骨頚部骨折は若年層から高齢者まで世代を問わず受傷者が発生しますが、特に骨粗鬆症の症状が進行した高齢者や女性に多く見られる傾向があります。手首が受傷する橈骨遠位端骨折、肩の付け根が受傷する上腕骨頚部骨折、 背骨が受傷する脊椎圧迫骨折と並び太ももの付け根が受傷する大腿骨頚部骨折は4大骨折と呼ばれています。

骨折ですから共通した症状として痛みや腫れが発生しますが、大腿骨頚部骨折の場合は「立ち上がることが困難となる」や「歩行が困難となる」と言った症状が現れます。他の骨折よりも安静治療が求められることから、大腿骨頚部骨折の治療を行っているうちに運動機能の低下や、肺炎・膀胱炎、床ずれなどが引き起こるケースは珍しくありません。

また認知症の症状の進行などの可能性も低いとは言えないことから、大腿骨頚部骨折は骨折そのものよりも骨折の治療中に引き起こされる、二次的な病状を注意するべきだと言えるでしょう。

大腿骨頚部骨折のリハビリ

大腿骨頚部骨折のリハビリは一般的に次に挙げるスケジュールで行われます。

・手術後1〜2日:臥床訓練開始
・手術後3〜5日:車椅子移動、歩行訓練開始
・手術後10〜15日:杖歩行訓練開始
・手術後15〜25日:T字杖の使用で退院
・退院後2〜3ヶ月:リハビリ通院
・退院後半年〜1年ごとの定期検診

上記スケジュールはあくまでも一般的なものであり、リハビリは受傷者の術後の経過に合わせて行われます。筋力や運動機能の低下を予防するためには、術後はできるだけ早くベッドの上で起き上がれるようにすることが大腿骨頚部骨折のリハビリの第一歩だと言えます。

ベッドの上に起き上がれるようになれば車椅子での移動を開始しますが、この時点で術部には腫れがあり痛みも伴います。手術から5〜7日が経過すると術部の腫れが治まり痛みも緩和されるので、平行棒を利用した立ち上がりや歩行の訓練、硬化した関節の動きを取り戻す運動などを行います。

平行棒を用いた歩行の安定が確認されると、歩行器や杖歩行の訓練を行います。大腿骨頚部骨折受傷後は絶対運動量が低下しているので、筋力や体力の低下がみられますし関節の動きも悪くなっています。退院後もこれらの原状復帰を目指したリハビリが行われます。

大腿骨頚部骨折の鍼灸マッサージ

骨折自体を鍼灸で治療することはできませんので、大腿骨頚部骨折のケースでは鍼灸治療は医療機関で行われる手術と一定期間のリハビリが完了し退院したタイミングで、患者の方をサポートします。

運動機能が大きく低下してしまう大腿骨頚部骨折は、患者の方のADL(日常生活動作)を大きく低下させます。鍼灸院では鍼灸治療によって全身に分布する知覚神経を刺激し脳内の中枢神経を介して痛みを和らげます。

またリンパ線や血管などの循環器を刺激することで内臓に働き掛け、お通じなどの生理機能改善を行うことが可能です。もちろん鍼灸マッサージによってストレッチや関節の可動範囲拡大などのサポートを行うこともできますので、医療機関での治療だけではケアすることができないADLの向上をサポートします。

医療機関で行われる運動機能に対するリハビリと共に、鍼灸院で施術する運動機能と生理機能のリハビリを併用することが、大腿骨頚部骨折受傷前のコンディションを取り戻すカギとなると言えるでしょう。

おかだ鍼灸整骨院では積極的に大腿骨頚部骨折受傷者に対する鍼灸治療を行っています。宝塚・川西・伊丹エリアなら大腿骨頚部骨折の術後ケアのエキスパートが自宅や施設への訪問治療を提供し鍼灸治療を行います。

おかだ鍼灸整骨院
住所:兵庫県宝塚市売布東の町11-5
電話:0797(20)6756
受付時間:09:00〜12:00(月〜土)、15:00〜22:00(月〜水・金・土)
休診日:木曜日の午後と日曜日
アクセス:阪急宝塚線(売布神社駅下車、徒歩約5分)・阪急宝塚線(中山観音駅下車、徒歩約8分)・JR福知山線(中山駅下車、徒歩約11分)
公式サイト:http://okada-homon.com/

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